フィナンシャルプランナーの教える貯蓄講座

出産、車や住宅の購入、子供の進学、老後といったライフイベントに備えるためには、貯金や貯蓄をしなければならないと思っている方が多いと思います。

しかし、実際にどのくらいの貯金や貯蓄をすればいいのか分からない方、なかなか一歩を踏み出せない方、多いのではないでしょうか?
そこで今回、他の人がどのくらい貯金や貯蓄に取り組んでいるのか、何のために貯金や貯蓄に取り組んでいるのかなどを調査してみました。

他の人の事情って気になりますよね。
では、早速、調査結果を見ていきましょう!

三重県・愛知県の既婚女性1,000人に聞いてみました。

今回は、三重県・愛知県にお住まいの20歳以上の既婚女性、約1,000人の方にアンケートをさせていただきました。20代、30代、40代、50代、60歳以上と分けるとほぼ均等に調査できている内容となっています。

職業で見ると、約半数の方が専業主婦で、続いて、パート・アルバイト、事務系の会社員の方が多かったようです。

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こんなことを聞いてみました。

今回は、10のアンケートを実施しました。
皆さんは、どれに興味や関心がありますか?順番は気にせず、好きなところから見てくださいね。

質問テーマ

Q1.毎月、貯金・貯蓄をしていますか?

「毎月、貯金・貯蓄をしていますか?」と聞いたところ、大半が貯金・貯蓄をしているという回答でした。
「そうだよね」って感じですか、それとも「案外多いなぁ」って感じでしょうか。

年齢別にみたところ、20代、30代は将来のライフイベントに備えるために、貯金や貯蓄を積極的に取り組んでいるという印象でしたが、40歳以降は徐々に貯金や貯蓄に取り組む人が減っているようでした。

日本FP協会によると、子供1人にかかる教育資金は約1,049万円と言われていて、大半が大学進学にかかる費用なので、子供の大学進学を迎える40代は貯金や貯蓄が厳しいというのが現状のようです。

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Q2.収入の何割くらいを貯金に回していますか?

収入の何割くらいを貯金に回しているかと聞いてみると、1割未満、約1割、約2割が全体の約70%を占めるという結果になりました。5割以上貯金に回している人は5.5%もいるんですね。

年代によって収入に差があるので一概に言い切れませんが、仮にボーナスも含めて生涯の平均月収を40万円として1割貯金した場合、1ヶ月で4万円、1年で48万円貯まります。

25歳から65歳まで40年継続した場合、1,920万円貯まっているという計算ですね。「人生100年計画」を立てるにあたり、2,000万円程度の貯金が必要と言われている現状を踏まえると、妥当かもしれません。

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Q3.貯金・貯蓄の方法は何ですか?

貯金や貯蓄の主な方法を聞いてみると、定期預金が過半数を占めることが分かりました。
投資信託や株式投資などで積極的に資産を増やすというよりも、資産を守りながら確実に貯めていく人が多いようですね。

定期預金は、預け入れてから一定期間引き出せないことで、普通預金よりも金利が高く設定されていますし、使わないでおけるということからも選ばれているのでしょうか。

また、定期預金は、他の商品に比べて、長年の定番商品で、誰にでも身近で・分かりやすさがあることや、投資信託や株式と比べて値上がりや値下がりのリスクがなく、安全・安心であることによって選ばれているのかもしれませんね。

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Q4.貯金・貯蓄の目的は何ですか?

貯金・貯蓄の目的は人によって様々ですが、やはり人生100年計画に備えるためにも、老後の生活資金を目的とする貯金・貯蓄が多いのでしょうか。

今回は主婦の方を対象にアンケートを取っていますから、子供の教育資金というのも多いのかもしれませんね。旅行というのも25.1%と多いですね。大型連休での旅行を計画をして、毎月積み立てているのでしょうか。

貯金・貯蓄の目的は人によって様々ですが、いつまでに・いくらまで、といった目標を明確に立てておく方がよいようです。その方が貯金・貯蓄のモチベーションがアップし、より目標を計画的に達成しやすくなるでしょう。

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Q5.貯金・貯蓄のために努力していることは何ですか?

会社から支払われた給料からは住宅ローンの返済や生活費などが差し引かれるので、貯金・貯蓄を継続することはなかなかカンタンではないですよね。

安定して貯金・貯蓄を継続するには、何かしらの努力が必要です。周囲がどのような努力をしているか、聞いてみると、格安スマホ、光熱費の省エネといったように、ランニングコストを抑える努力をしている人が多いですね。

家計簿をつけて、収入と支出を把握することも、貯金・貯蓄を継続する上で大切なことだと思います。

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Q6.貯金・貯蓄額はどれくらいですか?

今回の調査では、1,000万円以下の貯金・貯蓄額が過半数を占めていました。
貯金・貯蓄額は年齢による差が大きいようで、60歳以上を対象に見てみると、1,000万円以上の占める割合が30~40%と高くなっていました。

みなさんはどこにあてはまりますか?

教えたくないという回答も目立ち、実態を把握するのはなかなか難しい内容ですが、60歳の1,000万円以上を1つの目安にしながら、計画的に貯金・貯蓄に取り組んでいきましょう。

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Q7.目標の貯金・貯蓄額はどれくらいですか?

回答はバラつきましたが、1,000万~2,000万円未満というところが一番多くなりました。1億円以上目指している方は5%くらいいますね。20人に1人は1億円以上を目指しているという計算ですね。

貯金・貯蓄額の実態と目標を比較すると、「これくらいは貯めたい」と思っていても、なかなか目標通りに貯金・貯蓄に取り組めていないことが分かります。

これは、妊娠や出産による一時的な収入減、子供の進学費用などのライフイベントにかかる費用が大きく影響していると予想されます。目標に向けた貯金・貯蓄に取り組むためにも、ライフイベントにかかる費用を想定しながら貯金・貯蓄に取り組む、余裕がある時に積極的に貯めておくことが重要ですね。

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Q8.貯金・貯蓄をしてない理由は何ですか?

貯金・貯蓄に取り組めていない人は全体の約3割でした。どのような理由なのでしょうか?

貯金・貯蓄に取り組めていない理由として、生活費の負担が大きい、給料が少ないが多いようですね。
続いて、いつの間にかお金がない・・・、という方も多いようです。

手元にお金が残っていなければ貯金・貯蓄は困難ですが、そのような状況でも貯金・貯蓄に取り組まなければ、老後の生活がかなり苦しいものになってしまうかもしれません。
家賃の安い物件に住み替える、スマホや電気、ガスなどの会社を見直すなどなど工夫が必要です。

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Q9.貯金・貯蓄をしていなくて不安はないですか?

貯金・貯蓄ができていない人は、現状を気にしていないというわけではありません。貯金・貯蓄が全くできていないという現状に不安を抱いている人が80%程度を占めていました。

「老後は退職金や年金収入があるので問題ない」と思っている人もいるかもしれませんが、退職金の額は年々少なくなっており、会社によっては退職金が出ないところも・・・。

なお、少子高齢化などによって将来的に公的年金の支給開始年齢や支給額などが見直される可能性もあり、安心した老後を迎えるためには、公的年金だけに頼るのではなく、できる限り貯金・貯蓄して、自分自身で備えておくことも必要と考えられます。

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Q10.貯金・貯蓄に関して関心のあるものを教えてください。

貯金や貯蓄に関して関心のあるものを聞いてみたところ、「無駄な支出の減らし方」「できることから始める収入の増やし方」「簡単に貯金を始める方法」などに関心が高いことがわかりました。

目標通りになかなか貯金・貯蓄ができないことも多いかと思うと、目標の達成目指して、簡単に取り組める貯金・貯蓄方法を知りたいと考えている人が多いことはうなずけます。

誰でも簡単に取り組める貯金・貯蓄方法はあります。次回以降、その方法やお役立情報をご案内していきますので、是非ご覧ください。

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まとめと次回のご案内

将来のため、万が一のために貯金・貯蓄で備えておきたいと考えている方が多いと思います。
しかし、日常生活や出産や子供の進学といった定期的に訪れるライフイベントには何かとお金がかかるもの。貯金・貯蓄がうまく進まないという方も多いのではないでしょうか。

何のためにお金を貯めるのか、いつまでにいくら貯めるのかなどの明確な目標がなければ、貯金・貯蓄は継続しにくいものです。
さあ、みなさんも目標をもって、レッツ貯金!

次回からは、アンケートで関心の高かったテーマを取り上げてご案内していきます。

次回のテーマ 無駄な支出の減らし方

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