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三重短期大学・三十三総研主催
第17回小論文・作品コンクール
ダイバーシティを認め合う社会へ
〜SDGsの目指す理想と現実〜



三重短期大学と株式会社三十三総研は、産学連携事業の一環として三重短期大学生を対象とした第17回小論文・作品コンクールを実施しました。今年度は「ダイバーシティを認め合う社会へ〜SDGsの目指す理想と現実〜」をテーマに、小論文や、レシピ・デザイン等の作品を募集しました。
2023年7月から12月までの応募期間中に、36件の応募がありました。
選考委員会による厳正な選考の結果、最優秀賞1作品、学長賞1作品、優秀賞2作品、新人賞1作品、佳作3作品、奨励賞1作品が選出され、2024年1月25日に表彰式を行いました。


  氏名 タイトル名 学科
最 優 秀 賞  山 未有 日本の企業における男女賃金格差の現状と
解消するための課題について
法経科第1部
法律コース
2年
学 長 賞  小林 純菜
辻本 歩
シロモチ君ベーグル 食物栄養学科
2年
優 秀 賞 田口 萌夏 日本はダイバーシティにおける女性の社会進出について
どう向き合うべきなのか
〜ジェンダー先進国と日本を比較しながら考える〜
法経科第1部
法律コース
2年
星 もえ 職場のダイバーシティ〜「心理的安全性」の観点から〜 法経科第1部
法律コース
2年
新 人 賞  石田 幸椰 多様性と内発的発展
〜島根県隠岐郡海士町の事例から見る現実と可能性〜
法経科第2部
1年
佳 作 稲葉 あい 海藻食を取り入れたやさしく、健康な食環境について 食物栄養学科
2年
畑中 嵐世 男性の育児休暇を当たり前の風潮にするには 法経科第2部
2年
田村 望
濱村 志乃
血管ゼリー 食物栄養学科
2年
奨 励 賞  佐伯 彩花 食の多様性を認め合う〜食事をみんなで楽しむために〜 食物栄養学科
1年


○入賞作品 要旨

  • 最優秀賞 山 未有 「日本の企業における男女賃金格差の現状と解消するための課題について」
  •  日本は男女賃金格差が全業種平均3割であり、2023年のジェンダーギャップ指数は過去最低の125位と、先進国の中では最下位となっている。本論文では、この原因として、女性の非正規比率が高いこと、女性の管理職比率が低いこと、保育サービス・学童保育が不足していることを挙げて、検討した。男女賃金格差をなくすためには、働き方の多様化やクオータ制の導入、保育士・学童職員の給与水準を上げることが必要である。男女賃金格差を是正することは晩婚化・少子化対策としても有効であり、持続可能な社会を実現するための必須条件といえる。社会全体で格差の是正に積極的に取り組み、性別役割分業などにとらわれずに認め合っていかなければならない。

  • 学長賞 小林 純菜・辻本 歩 「シロモチくんベーグル」
  •  SDGsの達成に向け「地産地消」を意識し、地域の活性化に貢献することを目的に「津ぅキャラ」のリーダー的な存在の「シロモチくん」をモチーフにベーグルを作りました。ベーグルは卵や牛乳を使用しません。そのため、アレルギー対応にも適しており、一般的なパンに比べて脂質が低いことから10〜20代にも人気が高い食品です。今回はシロモチくんをモチーフに大きさの違うベーグルを3段に積み上げ、見た目や写真映えも考慮し、子どもから大人まで楽しめるように工夫しました。さらに食感がモチモチしているため、噛み応えもあり、よく噛んで食べることで満足感も得られます。家族みんなで分けて食べたり、様々な具材と合わせて食べ比べを楽しむことで、現代の食の問題である孤食や個食などの問題を解決し、食べる楽しさを感じられるよう工夫しました。できる限り地元の食材を使用することで、地域の食材を身近に、また生産と消費の関わりについて理解を深める機会にもなることを期待しています。

  • 秀賞 田口 萌夏 「日本はダイバーシティにおける女性の社会進出についてどう向き合うべきなのか〜ジェンダー先進国と日本を比較しながら考える〜」
  •  ダイバーシティに基づく女性の社会進出が活発なジェンダー先進国と比較して、日本社会は女性の社会進出があまり進んでいない。その要因として、主に女性が働きやすい環境作りができていない点や日本の女性は仕事、育児、家事と負担することが多い点などが問題提起されており、結果、女性のキャリアアップの断念や女性役員、議員数が少ないという現状につながっている。課題が多く残る日本で女性の社会進出を進めるためには、社会への影響力が強い女性政治家や女性役員の数を増やし女性の立場を世間に訴えること、政府が子育ての支援制度を整え、保育や介護といった分野へ積極的に介入することが必要である。社会全体でジェンダーの理解を深めることで日本のダイバーシティ化は可能となるだろう。

  • 秀賞 星 もえ 「職場のダイバーシティ〜「心理的安全性」の観点から〜」
  •  私の就職先は、年齢やキャリア等に関わらず「同期」として親睦を深めるのが通例だという。インターンシップでは、多様な人材が集まっていたことが最も印象に残った。本稿では、日本企業のダイバーシティ推進状況を把握した上で@アメリカの教授が提唱した心理的安全性を高める方法は日本でも有効か、A日本で職場のダイバーシティを実現することは可能か、の2点について考察した。昨今の日本では、多様な人材を活用する「ダイバーシティ経営」が注目されているが、多くの企業が実質的な導入には至っていない。アンコンシャス・バイアスを払拭し、多様性を認め合う職場を実現するには、心理的安全性の高い職場であることが必要である。アメリカの心理的安全性を高める方法も有効だが、一人一人の思いやりから心理的安全性を育む方法が日本人には適している。人間関係を重視する日本の職場のダイバーシティこそ、実現可能ではないか。

  • 人賞 石田 幸椰 「多様性と内発的発展〜島根県隠岐郡海士町の事例から見る現実と可能性〜」
  •  「日本経済論」の講義で扱った内発的発展を題材に、内発的発展と多様性を認め合う社会の関連を考察した。島根県隠岐郡海士町は、人口減少問題や財政破綻の危機に直面していたが、昔から地域に根づいた産業である漁業に磨きをかけ、牡蠣「いわがき春香」のブランド化に成功した。島外の料理人やCASシステムの技術を活用するなど、外部人材や技術を受け入れることで、地域住民が主体性を維持しつつ、内発的発展の担い手となり、その成果を享受した。このことから、他者を理解して認め合い、誰も取り残さない社会を目指すことは、人々の多様性が相互に作用しあい、地域発展につながりうることが判明した。本事例の三重県鳥羽市答志島での活用可能性を検討した結果、トレーサビリティシステムやCASシステムの導入の余地があることが確認された。また、牡蠣の養殖が生物多様性の維持や水質改善に大きく貢献していることも明らかになった。

 

今回(2023年度)の入賞作品集(全文)はこちら
2023年度 第17回小論文・作品コンクール テーマ「ダイバーシティを認め合う社会へ〜SDGsの目指す理想と現実〜」(PDF)
 

過去の入賞作品集
2022年度 第16回小論文・作品コンクール テーマ「SDGsの実現に重要な『多様性』の視点から〜誰もが認め合える社会と安心して暮らせる明るい未来を目指して〜」(PDF)
2021年度 第15回小論文・作品コンクール テーマ「with/afterコロナ時代の暮らし方〜SDGsの視点から〜」(PDF)
2020年度 第14回小論文・作品コンクール テーマ「SDGsの視点から考える今後の暮らし方」(PDF)
2019年度 第13回小論文・作品コンクール テーマ「持続可能な社会〜SDGsの視点から〜」(PDF)
2018年度 第12回小論文・作品コンクール テーマ「共生社会」(PDF)
2017年度 第11回小論文・作品コンクール テーマ「共生社会を目指して」(PDF)
2016年度 第10回小論文・作品コンクール テーマ「地方創生〜わたしが考える地域の活性化〜」(PDF)
2015年度 第9回小論文コンクール テーマ「地方創生〜わたしが考える地域の活性化〜」(PDF)
2014年度 第8回小論文コンクール テーマ「“いのち”と“くらし”の未来を考える」(PDF)
2013年度 第7回小論文コンクール テーマ「“いのち”と“くらし”の未来を考える」(PDF)
2012年度 第6回小論文コンクール テーマ「地方都市のまちづくりを考える」(PDF)
2011年度 第5回小論文コンクール テーマ「3・11後のライフスタイル」(PDF)
2010年度 第4回小論文コンクール テーマ「これからの働き方を考える」(PDF)
2009年度 第3回小論文コンクール テーマ「これからの働き方を考える」(PDF)
2008年度 第2回小論文コンクール テーマ「環境問題に対する私の意見・提言」(PDF)
2007年度 第1回小論文コンクール テーマ「環境問題に対する私の意見・提言」(PDF)

お問い合わせ先
株式会社三十三総研 調査部 
TEL:059-354-7102 FAX:059-351-7066
mail:33ir@33bank.co.jp


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