私たちを取り巻く経済・社会環境は、時代の大きな流れのなかで日々変化を続けています。グローバル化の進展による世界的な連動性の高まりは、経済連携協定等の推進により世界経済の成長を加速させるとともに、感染症の拡大防止やSDGs・脱炭素の取組など世界的な連携の重要性を浮き彫りにしました。 わが国では経済社会システムの大きなパラダイム転換に直面しており、人口減少・構造変化、エネルギー・環境問題への対応やデジタル変革への取組は急務となっています。 こうしたなか、地域の経済・社会は自立的発展に向けて創意工夫をこらした取組が進められており、各地で新時代の息吹を感じさせる動きが広がっています。 我々が拠点を置く東海地域はものづくりにおける技術集積や交通インフラなど強固な産業基盤を有し、活発な域外交流と地域資源の活用によって新たな価値を創出する潜在力を秘めるなど、わが国の持続的発展にとって重要なポジションにあります。さらに、新名神高速道路の三重県区間が開通したことに加え、東海環状自動車道の延伸など主要幹線道路の整備やリニア中央新幹線の整備なども控えており、交通網の要衝として今後の発展が期待されます。 私ども三十三総研は、このような活力ある地域に根ざしたシンクタンクとして、三十三銀行とともに、地元企業等のマネジメント力強化に応えるためのコンサルティング業務や地域経済に関する調査業務により地方創生に向けた活動を支援してまいります。また、会員事業では、三十三ビジネスクラブ会員の皆様への有益な経営情報の提供や地域資源のECモール「リージョネット三重」の運営などを通じて、引き続きよきビジネス・パートナーとして信頼していただけるよう努力してまいります。 皆様には、これまでのご愛顧に深く感謝申し上げますとともに、今後とも変わらぬご支援の程よろしくお願い申し上げます。 代表取締役社長 東海 悟 |