三十三銀行のインターンシップの一環として、三重県や愛知県などの大学生約40名に対し、地元で働く意義や地方創生について理解を深めてもらうことを目的に、弊社副社長の伊藤が「地方創生について−地域を活性化するための『地方銀行の役割』及び『当行の取組事例』−」と題し、講演を行いました。
講演では、はじめに日本の現状について、以前から自然災害・少子高齢化など課題先進国と言われ、一人当たりGDPがG7で最下位となっていることにふれ、豊かな日本を継続するには良い面(清潔・丁寧・行儀・真面目・繊細な感性・柔軟性)を伸ばし、日本の縮図である地方で、地域資源を発見・磨き上げ・新結合させることで地域の魅力を発信することが長い目でみたら日本の成長につながっていくのではないかと説明しました。
次に、東海地区の産業構造や製造業の業種構造、農林水産業・農山漁村の潜在力など東海地方のポテンシャルと課題について解説し、三十三銀行と三十三総研の地方創生の取組として地方創生推進室を設置し、農山漁村者の6次産業化や国産ごまの産地化の支援、地域ブランドの創出や食や文化と温泉を組み合わせた「ガストロノミーツーリズム」の推進、次世代経営者育成や創業支援などの取組事例を紹介しました。
最後に、「就職は新たな人生のスタート。大学選びとは根本的に違うので、自己分析を行い、得意・好きなことから選ぶべき。会社を選ぶにあたっては、その会社の経営理念や社風を感じ、自分に合った会社を選ぶのが大切。時代の変化は目まぐるしく、価値観も変わるため、活躍の場所はたくさんあるので、これからの就活を頑張ってほしい」と学生に呼び掛け、講演を締めくくりました。
【講演の様子】
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