三十三銀行のインターンシップの一環として、三重県や愛知県などの大学生約50名に対し、地元で働く意義や地方創生について理解を深めてもらうことを目的に、弊社副社長の伊藤が「地方創生について−地域を活性化するための『地方銀行の役割』及び『当行の取組事例』−」と題し、講演を行いました。
講演では、はじめに米中関係やロシアによるウクライナ侵攻、新型コロナウイルス感染症が国内に与えている影響など世界・日本経済の概況を説明したほか、三重県や愛知県の産業構造、製造業の業種構造、農林水産業・農山漁村の潜在力など東海地方のポテンシャルと問題点・課題について説明しました。
次に、三十三銀行と三十三総研の地方創生の取組を進める地方創生推進室の概要を説明した上で、具体的な取組事例について解説しました。
生産から加工、流通販売まで手掛ける「農林漁業者の6次産業化」を支援したり、国産ごまの産地化に取り組んだりした事例を示したほか、地域経済活性化のため特産品を扱う販売サイト「リージョネット三重」の運営や、地域の食や文化と温泉を組み合わせた観光「ガストロノミーツーリズム」の推進に取り組んだこと、地域経済の維持・発展に向けた後継者・次世代経営者育成支援において150名超の修了生を送り出したことなどを紹介しました。
最後に、「社会は日々変動しており、今は会社の規模や歴史で就職先を選ぶ時代ではない。悔いのない人生を送る3つのポイントとして、1つ目は自己を見つめ直し、得意なこと・好きなことをしっかり描く、2つ目は希望する会社の経営理念を読んで共感できる会社を選ぶ、3つ目は自分自身の力を継続的につけていくことが大切」と学生に呼び掛け、講演を締めくくりました。
【講演の様子】
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