三重大学社会連携部門の職員を対象とした勉強会において、弊社副社長の伊藤が「わが国経済の現状と2023年の展望」と題し、講演を行いました。
講演では、はじめにPEST分析と3C分析について説明しました。
次に、世界経済の動向について、2022年は新型コロナウイルスの影響やロシア・ウクライナ問題による逆風に直面したものの、2023年後半にかけて回復に転じる見込みであると述べたほか、米国・欧州・中国・新興国などについて、情勢と今後について解説しました。
日本経済の動向については、現状、緩やかに持ち直しているものの、コロナ前の水準には未達であり、2023年は企業の設備投資の増加やインバウンド需要の回復、賃金上昇を注目点として挙げました。
三重県経済の動向について、三重県は製造業の比率が全国よりも高く、そのうちシェアの高い石油・化学、電気機械、輸送用機械が抱える課題を解説するとともに、農林漁業の重要性を改めて強調し、地域資源を活用して人口減少をチャンスに変える方策を考える必要があると訴えました。
最後に、現在の日本において最も重要な課題は生産性向上であり、GX・DXが極めて重要なテーマになるため、具体的解決策として、デジタルツインやアバターの活用などサイバー空間を新たなチャンスと位置付け、大学にはサーバーセキュリティーをはじめデジタル人材の教育を求め、講演を締めくくりました。
【講演の様子】
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