金融犯罪の手口と防止策
キャッシュカードのすり替えによる特殊詐欺被害にご注意下さい
「キャッシュカードから目を離さない!」「暗証番号を教えたり、記入しない!」
最近、キャッシュカードのすり替えによる特殊詐欺被害が急増していますのでご注意下さい。
代表的な手口
- 01警察(金融庁、銀行協会、金融機関等の職員の場合もあります)を名乗る者から、「特殊詐欺グループを捜査中、あなたのキャッシュカード(口座)が不正に利用されていることが判明しました」等の電話が入ります。
- 02続いて、「不正利用に関する補償手続のため、署員がご自宅に伺いますので、キャッシュカードを準備しておいて下さい」と言われます。
- 03その後、自宅に署員になりすました者が訪れ、「この封筒にキャッシュカードと暗証番号を書いたメモを入れて下さい」と指示されます。(※)
※最近の事例では、犯人との電話中に別の共犯者が訪れ、電話口で暗証番号のメモを指示され、そのメモを共犯者が盗み見る手口も確認されています。 - 04キャッシュカードを封筒に入れると「封筒に割印が必要ですので、印鑑を持ってきて下さい」と言われ、印鑑を取りに行くため、封筒から目を離した隙に偽物のカードが入った封筒とすり替えられます。
- 05最後に「警察から連絡があるまで、封筒は開かずに保管して下さい」と指示され、気づかない間に犯人によって預金が引き出されます。
- 警察や金融機関等の職員が、キャッシュカードを「封筒」に入れてお預かりしたり、「暗証番号」をお訊ねすることはありませんので、絶対に応じないで下さい。
- キャッシュカードから目を離すことや、キャッシュカードと暗証番号を一緒に携行・保管する ことはしないで下さい。
- 万一、このような電話を受けた場合は、速やかに警察や金融機関にお届け下さい。