東海地域(愛知・岐阜・三重)の足元の生産について、リーマン・ショック後の回復ぶりをみると、業種ごとに開きが生じています。すなわち、電子部品・デバイスやプラスチック、化学の生産は、ピーク対比8割超の水準まで回復している反面、生産ウェートの高い上位2業種である輸送機械、一般機械はそれぞれ約7割、5割の水準に止まっています。今後を展望しても、欧米景気の低迷持続などを背景に、外需依存度の高い輸送機械や一般機械の生産は、回復ペースが緩やかな状況が続くと見込まれます。